KarismaCG3はリアルタイム放送に適合した放送用グラフィックスシステムです。

2D/3Dグラフィックス制作ツールで、放送環境に必要な様々なグラフィックスを制作できます。また、独自開発の強力なグラフィックスエンジンで高品質の3Dグラフィックスをレンダリングなしにリアルタイムで送出できます。

さらに、放送業界のユーザーのご意見を積極的に取り入れ、ユーザービリティと効率が大幅に改善。NLEシステムとの連携も充実で作業時間を効率よく短縮できます。

ユーザーを支えるインタフェース

便利なUI ― 直感的なインタフェース

前作KarismaCGのユーザーからの意見を積極的に取り入れ、さらに直感的なUIを提供します。初めてのユーザーも簡単に操作して高品質のグラフィックスを制作できます。前の製品のユーザーも追加のトレーニングなしで簡単に使用できます。

効率いいUI ― 目的ツールバー

別途のソフトウェアを起動する必要なく、1つのソフトウェア内で各目的に最適化したインタフェースを提供します。

自由なUI ― カスタマイズできるUI

自由に構成したUIレイアウトをプリセットにして適用でき、作業時間を短縮できます。

効率よく、使いやすく

作業ヒストリー機能

最大256の作業履歴に対応します。各シーンごとに作業履歴を提供し、別のシーンに移動しても履歴が消えずそのまま残り、効率よく編集できます。

※ハードウェアのパフォーマンスにより異なる場合があります。

ギズモ

3Dオブジェクト各軸のスケール、ラウンドネス、インナー値などを簡単に調整できるギズモに対応。誰でも簡単にオブジェクトを編集できます。

スマートガイド

オブジェクトの配置やレイアウト構成作業をサポートするスマートガイド機能に対応します。オブジェクトの間隔やシーン内での位置を確認してスナップもできるため、オブジェクトをより正確で簡単に配置できます。

簡単かつ強力、タイムライン編集

アニメーション制作に必要なトラックモード、グラフビューモードを提供。キーフレームアニメーションやエフェクトをタイムライントラックから簡単に編集できます。

オーディオ編集機能

オーディオ編集機能を追加。オーディオのフェードイン/アウト、音量調整、繰り返し回数や長さなどを調整できます。別のオーディオ編集ソフトを使用することなく、オーディオを総合的に編集できます。

ライブストリーミング

URI(Uniform Resource Identifier)を使用して、ネットワーク上にあるライブストリーミングされるビデオをリアルタイムに読み込みして、シーンの背景やオブジェクトのマテリアルテクスチャに使用することができます。

リアルを実現する3Dグラフィックス

ユーザーが望む理想のシーンを実現できるようKarismaCG3の強力なグラフィックス性能がサポートします。

リアルを伝えるHDR

リアルタイムにSDRをHDRに変換するだけでなく、HDRで制作から編集、送出まで全て対応します。BT.2100(PQ、HLG)規格のHDR10対応で明暗どちらの階調も豊かに表現できます。光、陰影、色彩の微かな差を活用して幅広く演出でき、様々な番組で活用できます。また、広色域(Rec. 2020)にも対応し、さらに幅広い色を表現できます。

高品質の3Dグラフィックス表現

以前から対応していたフォン(Phong)シェーディングに続き、PBRシェーディングを追加。業界に馴染みの制作ソフトである3ds MAX®、Maya®などのソフトウェアから3Dモデルファイルを読み込みでき、コンテンツ制作に活用できます。既存の*.obj, *.3ds, *.x, *.fbxに加え、*.gltf, *.glbファイルも読み込みできます。

※PBR:物理ベースレンダリング(Physically Based Rendering)

HDR環境マッピング

HDR画像を読み込み(*.exr, *.hdr, *.rgbe)、HDR 10ビットの環境光ソースとして使用が可能です。HDR環境マッピングで実写のようなの質感を表現できます。

ポストプロセス

ブルームやトーンマッピングのように、シーンに最終的にエフェクトを適用するポストプロセス機能に対応します。現実感を大幅に向上させるほか、幅広い演出が可能です。

  • ブルーム(Bloom):光源から明るい光が溢れ出ているような効果を作り出すエフェクトで、よりリアルな見た目や没入感を提供できます。
  • トーンマッピング(Tone Mapping):制作したシーンの全体的の輝度を調整でき、よりリアルで魅力的な映像を制作できます。

華麗なグラフィックス制作

幅広い制作ツール

2D/3Dオブジェクト、ペン/パス、カメラ、ライト、パーティクル、レンズフレア、その他の特殊オブジェクトの作成・編集に対応します。多彩なスタイルやマテリアルで、コンテンツの表現力を向上できます。

シャープネス機能

オブジェクトのエッジを鮮明に表示できるアンチエイリアス処理であるシャープネス機能に対応します。ノーマル(Normal)、ハイ(High)、ウルトラ(Ultra)の中から選択でき、ウルトラを選択すると本来より最大4倍鮮明に表示できます。

多彩な切り替えエフェクト

モザイク、グロー、ダスト、カードワイプ、グラディエントワイプ、タイルワイプなどのレンダリングベースシステム級の切り替えエフェクトに対応します。

オートスケーリング技術

HD環境で制作されたデータファイルをUHDに合わせて自動的に変更されるオートスケーリング機能に対応します。UHD環境に切り替わった後も、使用されていたプロジェクトファイルをそのまま使用できます。(※一部の画像、ビデオを除く)

トリガーアニメーション

ダイナミックなアニメーションを具現できるトリガーアニメーションに対応。設定した条件を満たすと送出中のシーンにトリガーアニメーションが発動され、アニメーションと同時に変更された内容のオブジェクトに変更されます。

豊富なライブラリ

スタイル、オブジェクト、パーティクル、チャート、ベベル、マテリアル、アニメーション、エフェクト、シーン、テクスチャ、グラデーション、3Dテキストスタイル等のライブラリを提供するスマートコンテキスト機能に対応します。右クリックで簡単に当機能をポップアップすることができ、短時間で様々なグラフィックスを制作できます。

ダイナミックなモーショングラフィックス制作

従来のキーフレームアニメーション制作方法をベースにパス、タイピング、カメラ、トリガーアニメーションの簡単な制作に対応します。直接キーフレームを設定してアニメーションを作成する必要なく、クリックするだけで簡単にダイナミックなアニメーションを適用できるイージーモーションに対応します。

*対応モーション:バウンス、スプリング、ムービング、フォーリング、スイング、スワール、ウェーブ、衝突

優秀な外部連携・拡張性

リアルタイム外部データ連携

生放送環境でODBC、TXT、RTF、EXCELを使用して外部からのデータをリアルタイムに更新できます。

様々なI/Oカードに対応

Matrox®, AJA®, Blackmagic-Design®, Bluefish444®(SD/HD), New Teck-NDI®など放送用I/Oカードに対応。様々な放送環境に合わせて最適化し、柔軟な構成が可能です。

向上された再生と送出性能

最大20のマルチレイヤー

最大20レイヤーまでの送出に対応します。送出するコンテンツが多い番組でも安心して使用できます。

※ 製品ラインアップにより対応レイヤー数が異なります。

どのような環境にも対応できる送出

従来の12G-SDIはもちろん、ネットワークベースのST2110、NDIに対応し、どのような送出環境にも対応できます。HD/UHDどの状況でもリアルタイムに送出が可能です。

途切れないUHDビデオ再生

HEVC、XAVC、ProResなどのコーデックに対応。HEVC(H.265)コーデックを使用すると、ハードウェアアクセラレーションでより少ない容量で高品質のビデオを使用できます。

HDR変換送出(PQ/HLG)

Rec.2100規格に合わせSDRのシーンにリアルタイムでHLGおよびPQのようなHDRカーブを適用して送出します。

※HLG:Hybrid Log Gamma
※PQ:Perceptual Quantizer

事前チェックでもっと安心

リソースブラウザ

前作KarismaCGのユーザーからの意見を積極的に取り入れ、さらに直感的なUIを提供します。初めてのユーザーも簡単に操作して高品質のグラフィックスを制作できます。前の製品のユーザーも追加のトレーニングなしで簡単に使用できます。

変数名衝突を自動チェック

変数名を自動的にチェックします。重複したファイルがあった場合は自動的に変数名を変更します。

PGM、PVWに対応

送出中のシーン、次に送出になるシーンを予め確認できるPGM、PGWに対応。予め確認できるため、安定的に送出できます。PVW再生中にシームレスに切り替えて送出できるため、さらに便利に送出できます。

KarismaCG3の機能紹介映像

ラインアップ

シリーズ最高仕様モデル

✓ 20レイヤー送出制御
✓ 4Kオプション対応
✓ glTF2.0ファイル読み込み
✓ ポストプロセス
✓ トリガーアニメーション
✓ シャープネス
✓ 高級オーディオ機能
✓ 4画面ビュー
✓ カメラアニメーション
✓ マルチチャンネル
✓ データ更新トランジション
✓ Live PVW
✓ Live PVWとPGMのシームレスな切り替え

※Premium, Deluxeの機能にすべて対応しています

オンエアグラフィックスに
特化したミドル仕様モデル

✓ 12レイヤー送出制御
✓ 4Kオプション対応
✓ 3Dファイル読み込み
 (*.obj, *.3ds, *.x, *.fbx, *.gltf)
✓ シーンエフェクト
    ・ グロー       ・ダスト
 ・ モザイク   ・タイルワイプ
 ・ カードワイプ ・グラディエントワイプ
✓ 3Dチャート
✓ レンズフレア
✓ パーティクル
✓ サブチャンネル

※Deluxeの機能にすべて対応しています

実用的機能に特化した入門モデル

✓ 6レイヤー送出制御
✓ 多彩なオブジェクト制作ツール
✓ フォン(Phong)
✓ 環境マップ
✓ キーフレームアニメーション
✓ データリンク
✓ 豊富なライブラリ
✓ スマートガイド
✓ スクロール
✓ 作業ヒストリー
✓ リソースブラウザ
✓ HTTP ライブストリーミング(HLS)

オプション

4Kオプション

4K対応。
4KをサポートするBT.2020(Wide Color Gamut)、BT.2100(HDR 10-bit レンダリング)、HDR環境、オートスケーリング等の機能に対応。

NLEオプション

ノンリニア編集に特化したオプション。

*.mov(タイムコードを含む)、*.xml、Adobe Premiere Pro ファイル読み込み、EDL 書き出し、入力タイムコード同期編集等に対応します。

EDITバージョン

オフライン編集向けのバージョン

製品に関するお問い合わせ